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1.生分解の定義 まず、生分解とはリサイクルとは違い、人体や微生物等の生物の代謝によって再生や廃棄処理等の環境負荷をかけずに製品自体が自然消滅する、環境保全の一分野と考えられます。
2.オブラートと生分解 オブラートはデンプンから造る可食フィルムなので、例えば食品包装に使用した場合食品と一緒に食べて消化(経口消費)されるので、廃棄等による環境負荷がありません。 上記の「生分解の定義」で考えれば、人体の代謝で処理される生分解となります。
3.オブラートの利用範囲と展望 元々オブラートは可食フィルムの特長を生かして、食品包装に使用されてきました。 しかし、オブラートは強度を保つためそれ自身の水分保持が必要な事からプラスチックのような過熱による成型加工が困難でした。 この問題に対して、今回カタログ展示しました通り、オブラートの成型技術が実用化出来た事により、さらに用途範囲が広がりました。
4.環境問題に対する当社の考え 別紙、「経口消費の消滅型生分解包装材料としてのオブラートについて」のフローチャートの通り、オブラートは食品と一緒に食べられた後のテロ「がありません。 厳密に言えば摂食後の「排泄」「し尿処理」がありますが、それは人間の生命活動に必ず伴うもので、人間の食事量全体から見れば極めて僅少のはずであり、フローに当てはめる必要はないと考えられますし、全国各地の尿尿処理システムも現状よりも進んで行くでしょう。 最も重要な点は、 ■包装材料使用量の減少 ■リサイクルまたは廃棄に要するライフサイクルコスト(環境負荷)の抑制にあります。 環境保全に対しましては、この点が最大の機能・効果であり、成型オブラートの実用化により、さらに応用分野が広がると考えられます。